フォークロアの声は伝統からはみ出し
新たな「フォークソング」として甦る
1 暗くなる前に
2 船からの眺め
3 蓮の華から
4 済州島の子守唄~てぃんさぐぬ花
5 北朝鮮歌謡 子守唄
6 まつろわぬものたちが
7 挽歌「沈清歌」より
8 葬列の歌(江原道の「香頭歌」)
9 ユーラシアン・シナウィ
10 父の記憶の日 2
11 故国山川
12 眠りのお船がおりたぞ
13 千千萬萬歳(青いその波を)
14 美しき天然(コブス独奏)
15 韓国の子守唄
各楽曲の紹介等の詳細
韓国で国楽の正歌の歌手であるジー・ミナを起用し、カザフスタンや韓国で公演された「さんしょうだゆう」を再構成して、音盤上のユーラシア詩劇としたもの。
中央アジア、ロシアに暮らした高麗人(コリョサラム)の来歴を背景にした物語は、中世より説教節や浄瑠璃を通して語り継がれた「安寿と厨子王」と韓国のパンソリ「沈清歌」を接続させながら展開。民衆に愛された古い物語の登場人物が若き歌い手の静けき声の中に蘇る。その中に古い葬列歌や子守唄、パンソリ、北朝鮮の歌謡、済州島の舟歌などが重なり、魂のよりどころを失って彷徨う現代人のありようを暗示するかのような壮大なドラマを作り上げる。
ディスクレビュー
■JAZZ TOKYO 3月5日(Text by 齊藤聡)
< Act 1> Mysterious Relationship
1 二つのフォークソング
2 聖なる湖・スヴェトロヤール
3 日本国への旅案内
<Act 2> Voices of Diaspora from Eurasian Opera “Sansyo the Bailiff”
4 弦楽四重奏曲No.1 日本海
5 海の精イノ
6 弦楽四重奏曲No.2 アイヌ・コタン・北海道
7 弦楽四重奏曲No.3 サハリン・アリラン
8 バイカル湖のほとり
9 弦楽四重奏曲No.4 チェチェン・カザフスタン
10 ユーラシアン・シナウィ
11 二つの子守唄 ~12 幼子の魂
13 弦楽四重奏曲No.5 韓国
<Act 3> Poets
14 私たちははじめて聴くのだ歌というものをⅠ
15 湖上都市キーテジで
16 私たちははじめて聴くのだ歌というものをⅡ
17 イスタンブール
各楽曲の紹介等の詳細
神話、伝説、歴史の断片が折り重ながら、弦楽四重奏やエレクトロニクス、邦楽器、伝統楽器によるアンサンブルが絡み合う。ロシアの聖なる湖底都市伝説。旧ソ連の中央アジアやサハリンのコリアンディアスポラも出自をもつ現代詩人が描く伝統的な韓国やロシアの神話の世界。20世紀の女性詩人たちの言葉。アルバムはこれらの3つのシーンで構成されている。
これはバイカル湖のセイレーンの声で大地に潜んでいた言葉たちを歌う、ユーラシアの詞華集だ。歌声が伝説の湖底都市を遊泳し、ユーラシアの空に飛翔する。
ディスクレビュー
■JAZZ TOKYO 4月30日(Text by 金野Onnyk 吉晃)
作曲、編曲 河崎純
唄 ジー・ミナ ,マリーヤ・コールニヴァ
青木菜穂子(ピアノ)任炅娥 (イム キョンア) (チェロ)小沢あき(エレキギター・エレキベース)大塚惇平(笙)
河崎純(コントラバス、エレキベース,コンピューターほか)熊坂るつ子(アコーディオン)近藤秀秋(ギター、薩摩琵琶ほか)
小森慶子(クラリネット、サックス)立岩潤三(ドラムス、打楽器)Tamuran Music(シンギングボウルほか)
崔在哲(チェ・ジェチョル)(韓国打楽器、歌)中澤沙央里(ヴァイオリン)
八木美知依(箏)松本ちはや(打楽器)渡部寿珠(フルート、ピッコロ)
セルゲイ・レートフ(サックス)
ヌルヒャン・ラフムジャン(ドンブラ・コブス)
弦楽四重奏
1stヴァイオリン:髙橋奈緒 2ndヴァイオリン:高岸卓人 ヴィオラ:森口恭子 チェロ:山本徹
声
サインホ・ナムチラク、 吉松章、坪井聡志 、三木聖香、三浦宏予
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から